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EC事業のBPOとは?アウトソーシングとの違いやメリットをご紹介

今回は、EC事業でBPO活用が進む背景と共に、
アウトソーシングとBPOの違い、
EC事業でBPOを行うメリットを解説します。

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目次

  1. EC事業でBPO活用が進む背景
  2. BPOとは?
  3. BPO活用が進む背景
  4. アウトソーシングとBPOの違い
  5. 目的の違い
  6. 業務範囲の違い
  7. 委託する期間、継続性の違い
  8. EC事業でBPOを行うメリット
  9. 人材不足解消
  10. 人材コストと物流コストの最適化
  11. サービスの質向上、差別化施策などのコア業務への集中
  12. まとめ

BPOは、従来のアウトソーシングとは異なる現代に合った方法です。EC事業へ導入するケースも増えており、さまざまなメリットが得られます。
今回は、EC事業でBPO活用が進む背景と共に、アウトソーシングとBPOの違い、EC事業でBPOを行うメリットを解説します。

EC事業でBPO活用が進む背景

近年、EC事業でBPO活用が進んでいます。その背景をご紹介します。

BPOとは?

BPOとは、「Business Process Outsourcing(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)」の略称で、企業が行う何らかの業務プロセスを一括して外部に委託することを指します。アウトソーシングの一種でありながら、単純なアウトソーシングとは異なるといわれています。

BPO活用が進む背景

現在、BPOの活用が徐々に増えており、市場は伸長しています。その背景として、リモートワークの普及拡大や、深刻な人材不足、働き方改革、DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進があり、業務変革や業務改善を積極的に行う必要性があると考えられています。

BPOを活用すれば高い専門性を持つ外部業者へ業務をトータルで委託することができるため、業務の抜本的な見直し、変革を通じた効率化を図ることができると見込まれています。

また、EC事業者からも注目を集めており、BPOの導入が進んでいます。その背景として、EC市場の急激な拡大による競争激化から、増加する物流量や人材不足への対応と共に、サービス品質や付加価値向上による差別化が急務となっていることが挙げられます。

アウトソーシングとBPOの違い

BPOは、従来からある一般的なアウトソーシングとどのように異なるのでしょうか。主な違いを確認しておきましょう。

目的の違い

どちらも「外部委託」であることには変わりませんが、その目的が異なります。アウトソーシングという言葉には、単に「外部委託」という意味合いしか含まれない一方で、BPOは「外部委託による自社の業務改善・業務変革」という意味合いが含まれています。BPOでは、ただ外部に委託すれば成果となるのではなく、既存の業務が何らかの形で良くなることがゴールといえます。

業務範囲の違い

アウトソーシングとBPOは委託する業務範囲の考え方も異なります。アウトソーシングは、業務の一部を委託することもあれば、全部を委託することもありますが、BPOは基本的に業務プロセス全体を委託します。例えば、EC事業でBPOをする場合、受注処理から在庫管理、ピッキング、梱包・流通加工、出荷、カスタマー対応といった業務をトータルで委託することができる業者があります。

委託する期間、継続性の違い

アウトソーシングが単発で短期間の外部委託を前提としているのに対して、BPOは必ずしも短期間ではなく、むしろ継続的なアウトソーシングを意味していることが多いです。なぜならBPOの目的が業務改善・業務変革であるため、自ずとある程度の長期間を要するためです。

EC事業でBPOを行うメリット

では、EC事業に対象を絞った場合のBPOを行うメリットを考えてみましょう。多数のメリットが得られる中で、主に次のメリットが得られます。

人材不足解消

もともと人材不足が課題であった中、受注量の増加に伴い、人材不足がより深刻化しているEC事業者は多く存在します。BPOはコスト面さえ見合えば、一時的な人材不足を補うことができるばかりでなく、長期的に業務効率化を行えるため、無駄なコストや時間をカットできるというメリットがあります。

人材コストと物流コストの最適化

BPOは、コスト面の最適化にもつながります。人件コストや設備コストの投資を自社で行うよりも、BPO事業者が持つ高度な専門技術と設備を利用したほうがコスト面で効率的なことが多くあります。人材コストと物流コストの最適化につながることも多いでしょう。

サービスの質向上、差別化施策などのコア業務への集中

EC市場の競争が激化する中、サービスの質を向上させ、販売する商品・サービスそのものの価値を向上させること、そしてそれをスピーディーに実施していくことが欠かせません。
また顧客一人一人に合わせたOne to Oneマーケティングは現代において注目されている考え方です。そうしたEC業務のコア業務にリソースを割くためにも、物流業務の諸作業はBPOを利用して効率化することでメリットが生まれます。

まとめ

BPOは、現代における企業活動にとって有益なアウトソーシング手法の一つです。ぜひこの機会に、BPO導入を検討されてみてはいかがでしょうか。

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