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物流業界の繁忙期は?業務負荷を軽減する対策も解説

物流業界の繁忙期や業務負荷を
軽減する対策を解説します。

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目次

  1. 物流業界の繁忙期はいつ?
  2. 繁忙期の物流業界の課題
  3. 繁忙期に備えた対策
  4. まとめ

物流業界では、毎年繁忙期に備えて数々の施策を実施していることでしょう。これから物流に関わる方は、物流業界の繁忙期はいつなのか、またその繁忙期には具体的にどのような課題があるのかを知っておきたいと思われます。
そこで今回は、物流業界の繁忙期や業務負荷を軽減する対策を解説します。

物流業界の繁忙期はいつ?

物流業界の繁忙期は、毎年、次の3つといわれています。

・年末年始
一年のうちで最も忙しいのは「年末年始」をはさんだ「11月上旬~1月上旬」です。この時期は、クリスマス、大晦日、お正月といった複数のイベントが集中しているため、クリスマスプレゼントやお歳暮、お年賀など、人々のやりとりが増えるという背景があります。特にBtoC向けのEC販売は、通常期よりギフト配送や年末の駆け込み購買などが増えるため、物流量が大幅に増えます。

・引っ越しシーズン
引っ越しシーズンも繁忙期の一つです。新学期や新入式の前後である3月から4月にかけての時期です。引っ越し関連の荷物や新生活に必要な購買行動やギフトが増加するのが背景にあります。

・6月下旬~8月下旬までの夏季
「6月下旬~8月下旬」の夏季にも繁忙期があります。主にお中元や夏季休業における旅行荷物などで物流量が増える傾向にあることが、夏季繁忙期を作っている原因と考えられます。

繁忙期の物流業界の課題

物流業界の繁忙期は、物流量が増えることで業務が圧迫され、負荷が大きくかかります。

物流業界は、もともと人手不足やスタッフの高齢化、人件費や燃料の上昇といった様々な課題を抱えているため、繁忙期には特にその課題が浮き彫りになります。

長時間労働を余儀なくされるだけでなく、ピッキングや梱包作業のヒューマンエラーやトラックドライバーの事故のリスクも高く、クレーム対応も増えるため現場は深刻な事態となります。

繁忙期に備えた対策

物流業界の繁忙期を乗り越えるためには、事前に想定し、増加する物流量をこなせる体制を整えておくことが重要です。具体的にどれくらい忙しくなるのかを予測し、通常期に比べて生産量は何倍になるのか、繁忙期のおおよその期間はいつ頃なのかを予測し、それに対応できる人員や設備を確保することが基本となります。

具体的には、次の対策が考えられます。

1.在庫管理システムなどの導入
在庫管理システムの導入で、繁忙期の物流量を予測し、人員を増やすなどの計画を立てることができます。近年は、IoTの技術を用いて在庫をインターネットと接続して情報化し、在庫管理や発注を行うシステムの導入も進んでいます。

2.ピッキング・梱包などの自動化
ピッキング・梱包などの自動化も一つの方法です。倉庫での商品のピッキングを支援するピッキングシステムや、入出庫およびピッキング、棚卸を効率化するハンディターミナルやバーコードリーダーの活用は繁忙期にも大いに活躍します。

3.物流代行を依頼する
物流代行、つまり物流工程のアウトソーシングを利用して負荷を軽減する方法もあります。受注処理から在庫管理、ピッキング、梱包、出荷、流通加工などの幅広い業務を代行してもらうことができます。実際、流量の増加する繁忙期だけ一時的に利用するケースも少なくありません。数日から数週間で対応体制を整えることもできるため、繁忙期に備えて準備する価値があります。

まとめ

物流業界では繁忙期は想像以上に物流量が増え、業務過多となります。乗り越えるためには、事前に十分な計画を立てることが重要です。

イー・ロジットの物流代行サービスは、物流を要する方の繁忙期にもご利用いただくことで、有意義な対策となります。特長として、あらゆる物流業務に対応しているほか、お客様特有の特殊作業にも対応できます。

EC物流実績を豊富に持ち、ECで多い多品種少ロットを得意とし、アパレル・化粧品・健康食品などの対応に精通していることから、特にEC事業者の方におすすめです。

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